2019年10月25日の大雨で、千葉県長柄町で水没した車に取り残されて死亡した88歳の男性が、車内から家族に電話を掛けて助けを求めていたことが分かりました。
25日午後7時前、長柄町に住む88歳の男性は、自宅近くの軽自動車の中で発見され、死亡が確認されました。男性は、町内の高台で暮らす次男の家に避難をするために軽自動車で移動中、氾濫した一宮川の水流に飲み込まれ立ち往生したとみられています。
男性は次男に「水に浸かってエンジンが止まった」「窓が開かない、椅子まで水が入ってきちゃった」「首まで水が浸かった」と電話で助けを求めていました。電話を受けた次男は、助けに向かおうとするも、途中の道路が冠水し、土砂崩れで通行止めになり辿り着けなかったということです。