池袋事故:医師から「運転を控えるよう」指示受けてた

今月19日東京・池袋で、87歳の高齢男性が運転する車が暴走し、歩行者を次々にはねて3歳の女の子と母親が死亡した事故で、男性は右足の治療中で、医師から車の運転をなるべくしないようにと指示されていたことが分かりました。警視庁は、足の状態と事故の関連を調べています。

◇ 1年ほど前から通院していた

運転していた男性は、旧通産省の幹部「飯塚 幸三」元職員(87)です。飯塚氏は、事故直後「アクセルが戻らなくなった」と話していましたが、車には不具合がなく、運転操作ミスが原因として調べています。

また、飯塚氏は、1年ほど前から右足のひざの治療のため、都内の病院を通院していましたが、主治医から「車の運転はなるべく控えるように」と指示を受けていたことが分かりました。普段は、杖を使い歩いていたということです。

警視庁は、通院していた病院からカルテの提出を受け、右足の状態が今回の事故と関連をしていたかを調べるとともに、飯塚氏の退院を待って本格的に事情を聴くということです。