2020年6月2日、高齢ドライバーの事故対策として改正道路交通法が衆院本会議で可決、成立しました。
改正の概要
一定の違反歴がある75歳以上の高齢ドライバーが運転免許を更新する際に実車試験(運転技能検査)を新たに義務付けることが決まりました。運転技能が基準に達していない場合は免許を更新できませんが、更新期限の6カ月前から繰り返し受験が可能とされています。
違反歴の対象は過去3年間の【信号無視・速度超過】などを想定されています。試験内容や認知機能検査の見直しについては有識者会議で議論し、2021年6月頃までに目途に決めるとしています。
限定免許の新設
実車試験の他に、運転の補助機能が搭載されている安全運転サポート車(サポカー)のみ運転ができる【サポカー限定免許】も新設される予定です。自動ブレーキやペダルを踏み間違えた時の急発進抑制装置がある車を対象とすることが念頭にあり、2021年6月を目途に定めるとしています。