去年1年間の交通事故による死者数が過去最少になるも、75歳以上の高齢ドライバーによる死亡事故が急増していることが警察庁の調べで分かりました。
◇ 去年1年間で59件増える
警察庁によりますと、去年1年間の交通事故による死者数が「3,532人」と過去最少となりましたが、高齢ドライバーの死亡者数が急増しており、中でも特に、75歳以上による死亡事故件数が42件増え「460件」、80歳以上は17件増え「252件」でした。
◇ 「踏み間違え」や「漫然運転」が原因
高齢ドライバーによる死亡事故の主な原因は、アクセルとブレーキの踏み間違えをする「操作不適」や、注意力や集中力の欠如で生じる「漫然運転」が多かったということです。
警察庁は、認知機能検査の結果を分析し、高齢ドライバーの対策を強化するとしています。