2018年5月28日午前10時55分ごろ、神奈川県茅ヶ崎市元町にある国道1号線で、90歳の高齢者女性が運転する乗用車が4人の歩行者をはね、そのうち50代の女性1人が死亡、3人が軽傷を負う事故がありました。
神奈川県警は、自動車運転死傷処罰法違反（過失運転致死傷）の疑いで、乗用車を運転していた「斎藤 久美子」容疑者（90）を現行犯逮捕しました。
◇ 斎藤容疑者と会話した際に、特に問題と思うような感じはしなかった
現場は、国道1号線の直線道路で茅ヶ崎駅や市役所の近くで事故が起きました。また乗用車は、国道沿いにある自動車整備業者から左折して出た直後だったということです。
ここの自動車整備業者の方によると、斎藤容疑者は、旅行に行ったお土産を渡すために訪れていたということで、自動車整備業者の社長とは数十年ほどの付き合いで年に数回会って話すということです。
また、斎藤容疑者と会話した様子から特に問題と思うような感じはしなかったということです。運転に関しても同様に、荒かったり極端にノロノロと運転している様子ではなかったと話しています。
◇ 赤信号と分かっていた
事故後は特別取り乱す様子もなく、運転席側に座って警察の聴取を受けていたということです。また取り調べに対して「赤信号と分かっていた。横断歩道には誰もいないと思い通過した。左から渡る人が見え、慌てて左にハンドルを切ったが間に合わなかった」と供述しています。神奈川県警は、さらに事故原因などを詳しく調べていく方針です。