2018年1月9日朝、自転車に乗っていた女子高生2人が道路を逆走してきた乗用車にはねられるという事故があり、乗用車を運転していた85歳の男を自動車運転処罰法違反の疑いで逮捕しました。
逮捕されたのは、「川端 清勝」容疑者(85)。事故が遭った現場は、見通しのよい直線道
路で、川端容疑者が運転する乗用車は、センターラインをはみ出し、右折待ちをしていた車のサイドミラーに衝突し、そのまま逆走をし続け、女子高生2人を相次いではねました。現場にはブレーキ痕は残されていなかったということです。
◇ 通常より2時間早く家を出る
川端容疑者は半年前ごろから、車庫に車をぶつけるなどとした物損事故を繰り返しており、家族は運転を辞めるよう説得をしていました。
事故当日は老人福祉センターに行く予定で、家族に見つからないように通常より2時間早く家を出たといいます。
また、家族は老人福祉センターに行く際は運転をしないようにと伝え、車のカギを隠そうとしていたということです。
◇ 気づいたら事故を起こしていた
川端容疑者には、目立った持病などは確認されておらず、警察の取り調べに対して「気づいたら事故を起こしていた」と供述しています。警察は、事故を起こした経緯など詳しく調べていく方針です。