2017年10月20日午後2時ごろに、東京都武蔵野市にある東急百貨店吉祥寺店前の都道(以下、吉祥寺通り)で、85歳の男が運転する乗用車が歩行者をはねるなどとした事故がありました。この事故で男女7人がけがをしており、その中には2歳の男児もいましたが、いずれも命に別条はなかったということです。
◇ アクセルとブレーキを踏み間違えたかもしれない
武蔵野署は、乗用車を運転していた東京都小金井市東町1丁目に住む「真田 順司」容疑者(85)を自動車運転死傷処罰法違反の疑いで、現行犯逮捕しました。
真田容疑者は取り調べに対して「アクセルとブレーキを踏み間違えたかもしれない。よく覚えていない。」と供述しているということです。
◇ 路線バスに接触後、そのまま走行し相次いで事故
真田容疑者が運転していた乗用車は、東急百貨店の地下駐車場を出庫し、右に曲がって吉祥寺通りに入った直後に、対向車線にいた路線バスに接触。接触後もそのまま走行し、約30メートル先の横断歩道などにいた歩行者をはね、さらにそこから約15メートル先にある柵にぶつかり止まったとされています。
◇ 歩行者側の信号機は、青だった
歩行者側の信号機は青だったとされており、負傷者の中には2歳の男児も含まれていました。さらに事故に遭ったけが人の中には、自力で立つことが出来ず救急隊が来るまで、周りの人が声を掛け、タオルなどで必死に止血をするなど、現場は騒然としていたと目撃者は話しています。
武蔵野署は、路線バスに接触したことで驚き、誤ってアクセルを踏み込んでしまった可能性があるとみて、事故原因などを詳しく調べていく方針です。