「もみじマーク(高齢運転者標識)」とは、「70歳以上」の高齢者が運転する車両の前後に取り付ける運転者標識のことです。
年齢は70歳以上、且つ加齢に伴って生ずる身体機能の低下が、自動車の運転に影響を及ぼすおそれがある高齢者ドライバーが対象となります。
※引用元:動車の運転者が表示する標識(マーク)について
しかしこのマークは、強制ではなく努力義務のため、付けていなくても罰せられることはありません。
もみじマークを付ける一番のメリットは、周囲の車両が高齢者ドライバーと認識し、運転に配慮してくれる点です。
また、この「もみじマーク」を付けている車両に対して、周囲の車両は保護する義務があります。無理な幅寄せや割り込みなどといった危険行為を、もみじマークを付けている車両に対して行うと「反則金」と「処分点数」の対象となります。
● 行政処分点数・・・ 1点
このような罰則が設けられていますが、あくまで「もみじマーク」を付けている車両に対してですので、お間違えなく。
上述したように、もみじマークを付けている車両に危険行為を行えば、反則金などの行政処分の対象となります。
そういった観点から、もみじマークは、近年社会問題にもなっている「あおり運転」からも身を守ることが出来ます。対象の高齢者ドライバーの方は、是非もみじマークを取り付けることを強く勧めます。
もみじマークにの取り付け位置ですが、車両ならどこにでも取り付けて良いわけではありません。取り付け位置は道路交通法に定められていますので、下記をご覧ください。
● 車体の前面と後面の両方に取り付け
・地上0.4メートル以上1.2メートル以下の見やすい位置
・マグネットタイプと吸盤タイプは問わない
※ これらを順守し、見やすい場所に取り付けることで、安全に繋がります。
※ 補足ですが、タクシーなどの営業車にも取り付けても問題ありません。
もみじマークのイメージ(警視庁HPより)